心臓移植とは、亡くなった他の方(ドナー)から心臓の提供を受け、自分の心臓の代わりに植込むことで心不全を改善する治療です。なんらかの理由で脳死に至ったドナーの方の善意によって初めて成り立つ治療ですので、臓器提供を受けられる […]
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心臓移植(Heart transplantation)は、自己の心機能の高度の低下のために全身の臓器への血液循環が低下し、従来の治療法では改善の見込みのない「重症心不全」状態にある患者さんを救うための治療法の一つで、脳死の方から心臓の提供を受けて移植し、心不全からの回復を図る治療方法です。
脳死となって心臓を提供して下さる方をドナー、心臓の提供を受ける患者さんをレシピエントと呼びます。1997年の臓器移植法の施行とともに日本でもおこなわれるようになりましたが年間数例の実施に留まっていました。
2010年の改正臓器移植法が施行されて以来徐々に実施数は増加していますが、2013年、2014年は年間37例ずつで頭打ちです。心臓移植を待つ患者さんの数は着実に増加していますが、ドナーの数が圧倒的に不足しているのが日本の現状です。