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肺がんが疑われたら

比較読影

毎年検診を受けている方あるいは以前胸部レントゲン写真を撮影した事のある方は
可能であれば以前のレントゲン写真を持参してください。

今回異常を指摘されたレントゲンと以前の写真を比べてみることで
病気の性質をより詳しく知ることができます。

例えば数年前から異常を指摘されており、以前から
病変の形、大きさに変化が見られない場合は
肺癌である可能性は低いと考えられます。

一方、以前のレントゲン写真では認められないものの
今回初めて異常を指摘された新出の病変については精査が必要になります。

Figure12

右上)右肺野に異常陰影を認めます(矢印)。
以前の胸部レントゲン写真(左上)では同部位には陰影を認めていません。
手術が施行され、扁平上皮癌と診断されました。