Da Vinciによるロボット支援下手術

手術支援システムの1つであるda Vinciサージカルシステム(Intuitive Surgical, Sunnyvale, CA)は、米国で開発され、現在様々な手術分野において活用されています。2018年4月から肺悪性腫瘍や縦隔腫瘍に対するロボット支援下手術が保険で認められるようになりました。当科ではロボット支援下手術を2021年1月から開始し、保険診療で行っています。

手術支援ロボットは多くの関節を有するロボットアームと3次元画像を有しており、従来の低侵襲手術の精度を高めると考えられます。具体的には、ロボット支援下手術は術者の手指の動きと連動し、さらに関節のある鉗子を用いることで、従来の胸腔鏡手術で難しかった動きを行うことができるようになります。また、両眼視を行うことのできる特殊なカメラを用いることで、従来の胸腔鏡手術と異なり、立体視を行うことが可能です。それらに加えて、指先の震えを伝えないという機能も有しています。これらの利便性から、ロボット支援下手術は緻密で安全な手術を実現すると考えられます。

当科では一般的な肺手術については以下の皮膚切開で手術を行っています。ロボット用のポート(約1cm大)を4か所置くほか、肺を取りだすための小切開創を1か所置きます。

ロボット支援下手術は、精密な低侵襲手術を実現する上で、今後も発展を続けていくと信じています。

ロボット支援下手術についての問い合わせ、連絡先:yanagiyam-sur@h.u-tokyo.ac.jp

東大呼吸器外科に関する一般的な問い合わせ

助教

外科専門医
呼吸器外科専門医