脳死肺移植待機登録後の経過に関する多施設共同観察研究

東京大学医学部附属病院で肺移植の登録をされた方、

およびご家族の方へ

 

当院では脳死肺移植待機中の経過、予後に関する多施設共同研究を行っております。この研究は当院が主任施設となって、肺移植登録後の患者さんの登録後の経過について、日本の他の肺移植施設と共同で調査を行うものです。

 

【研究課題】

脳死肺移植待機登録後の経過に関する多施設共同観察研究(審査番号:12041)

 

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】

この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。

研究機関   東京大学医学部附属病院・呼吸器外科

研究責任者 安樂真樹・医療安全管理学(東京海上日動)寄付講座・特任准教授

担当業務   データ収集・匿名化・データ解析

 

【共同研究機関】

研究機関 岡山大学・大藤剛宏

京都大学・伊達洋至

大阪大学・南正人

東北大学・岡田克典

獨協医科大学・千田雅之

福岡大学・白石武史

長崎大学・永安武

千葉大学・吉野一郎

担当業務 データ収集・匿名化

 

【研究期間】

倫理委員会承認後~2023年9月30日

 

【対象となる方】

1998年10月1日 ~ 2018年9月30日の間に当院で肺移植登録を行った方。

 

【研究の目的】

本研究の目的は、肺移植待機登録を行った患者さんの、移植登録後の経過をまとめることです。本邦の肺移植登録のデータベースを解析することで、原疾患別の平均待機期間、肺移植登録後の経過、肺移植後の予後等をまとめ、現状・実態の把握を行います。

 

【研究の方法】

この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学医学部附属病院長の許可を受けて実施するものです。これまでの診療でカルテに記録されている診断名、年齢、性別、身体所見、検査所見(血液検査、画像検査、呼吸機能検査、心臓超音波検査、心臓カテーテル検査等)、移植登録後の経過などのデータを収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。共同研究機関である岡山大学、京都大学、大阪大学、東北大学、獨協医科大学、福岡大学、長崎大学、千葉大学からもデータを提供頂きます。

 

【個人情報の保護】

この研究に関わって収集される試料や情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。

あなたの情報・データ等は、解析する前にあなたの個人情報とは一切連結できないようにした上で、当研究室において安樂真樹(管理責任者)が、個人情報管理担当者のみ使用できるパスワードロックをかけたPCで厳重に保管します。そのため、同意を取り消すこと及び個人の結果をあなたにお伝えすることはできません。

 

 

この研究のために、ご自分あるいは、ご本人が亡くなられている場合にはご家族の方より、データを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の研究事務局まで2018年12月31日までにご連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。

 

 

研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。

 

 

 

 

【問い合わせ先】

東京大学医学部医療安全管理学(東京海上日動)寄付講座 准教授 安樂真樹

住所:東京都文京区本郷7-3-1

電話:03-5800-5411(内線 36001)  FAX:03-5800-9156

Eメールでのお問い合わせ:anrakum-sur@h.u-tokyo.ac.jp