AMED研究「遺伝子関連情報を基軸にした効率的免疫抑制管理による 革新的長期管理ロジック開発」における「HLA抗体検査実態調査」の二次調査
当院で肺移植を受けられた患者さんへ
臓器移植を受けた患者さんは移植された臓器に対する拒絶反応を防ぐため免疫抑制薬を服用しています。それでも移植された臓器に対する抗体が出来ることがあり、これが長期的に移植臓器に障害を与えることがわかってきました。この抗体検査は2018年に保険で認められました。患者さんに抗体が検出された場合、治療することによりどのくらい臓器の障害を改善することができるか分かっていません。これを調査するために本研究を行います。調査の結果で更に移植臓器が長く機能するような方策を検討することにしています。
対象
日本移植学会、日本臨床腎移植学会、日本肝移植研究会、日本小腸移植研究会、日本心臓移植研究会、日本肺および心肺移植研究会ならびに日本膵・膵島移植研究会に登録された 177 施設(279 診療科)対象の一次調査で2020年1月1日から2020年12月31日に抗HLA抗体スクリーニング検査で陽性となった169人(51施設)。
研究事務局
国立病院機構水戸医療センター 臨床研究部 移植医療研究室
研究責任者
湯沢 賢治 国立病院機構水戸医療センター・臨床研究部・部長
研究分担者
中川 健 東京歯科大学市川総合病院・泌尿器科・教授
手良向 聡 京都府立医科大学・医学研究科・教授
江川 裕人 東京女子医科大学・消化器外科・教授
当院研究責任者・連絡担当者
佐藤 雅昭 臓器移植医療センター 准教授