4DCTによる新たな心臓大血管描出法に関する研究

当院にて循環器疾患でご加療中の方へ

 

当院では4DCTによる新たな心臓大血管描出法に関する研究(多施設共同研究)に参加しております。この研究は心臓・大血管の状態や病変の描出法を研究し、診断能力の向上を図る多施設で行われる共同研究で、東京大学医学部附属病院を主任施設として行います。

 

【対象となる方】

2012年1月1日~2018年2月28日の間に本院心臓外科で胸部造影CTを施行された方

 

【研究の意義】

心臓血管外科手術において、手術前および手術後の心臓・大血管の病変や状態を把握することは、治療方針を決める上でとても重要です。診断能力を高めることにより、適切な手術方法の選択や術後経過の向上を図ることができると考えられます。

 

【研究の目的】

CT装置で得た過去の患者さんの映像を用いて、新たに画像を再構成することにより、心臓や大血管の新たな描出方法を検討し、診断能力の向上を目指します。

 

【研究の方法】

この研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に則り、倫理委員会の承認後、東京大学医学部附属病院長の許可を得て実施されます。これまでの診療で行ったCT検査画像データを収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。

この研究の個人情報の取り扱いに関して、個人情報はリスト化して保管します。工学系研究科および共同研究企業へは個人情報は送られることはありません。

この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の研究事務局まで平成30年5月31日までに御連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。

研究結果は、個人が特定出来ない形式で、学会等で発表されます。本研究は多施設共同研究であり、電子データは、パスワードロックのかかるファイル形式のデータとしてDVD等に記録され共同研究研究室および企業へ送付されます。最終的なデータの帰属は東京大学であり、収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。データの管理・保存・廃棄は、東京大学の研究責任者が責任をもって行います。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示します。下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。

 

平成 30年 2月

 

【研究機関名】

東京大学医学部附属病院 心臓外科、放射線科、放射線部

研究統括医師: 東京大学大学院医学系研究科 心臓外科 教授 小野 稔

東京大学大学院工学系研究科 医用精密工学研究室

東芝メディカルシステムズ株式会社

 

本研究は“東京大学「自分で守る健康社会」COI拠点”の中での、東京大学医学部附属病院、工学系研究科、および東芝メディカルシステムズ株式会社の共同研究です。

尚、あなたへの謝金はございません。

 

【問い合わせ、苦情等の連絡先】

東京大学医学部附属病院 心臓外科 医師 月原 弘之

住所:東京都文京区本郷7-3-1

電話:03-3815-5411(内線 36587)  FAX:03-5684-3989

Eメールでのお問い合わせ:tsukihara-circ@umin.ac.jp

医療機関名 東京大学医学部附属病院

診療科名 心臓外科  診療科責任者名 小野 稔

准教授、小児・先天性心疾患手術責任者

心臓血管外科修練指導者
心臓血管外科専門医
外科専門医
植込型補助人工心臓実施医
移植認定医