「転移性肺腫瘍研究会研究会における多施設共同コホート研究」(多施設共同後ろ向き研究)のお知らせ

平成23年 10月 12日
患者さんへ 「転移性肺腫瘍研究会研究会における多施設共同コホート研究」(多施設共同後ろ向き研究)のお知らせ

1.はじめに
このたび、転移性肺腫瘍研究会が行う多施設共同、後ろ向き(過去のデータを用いる)、包括的、観察研究の内容について御連絡申し上げます。国内で呼吸器外科を専門に行う26施設の共同研究であり、東大病院はこの1施設として参加いたします。

2.1 背景と目的
「転移性肺腫瘍」とは、大腸がん、腎がんなどのがん細胞が、血液の流れに乗って肺にたどりつき、肺の中で成長したものです。がんが進行した状態ですが、一定の条件下において、手術治療が有効であることが知られています。当科の診療実績にもあるように、多くの方の手術を行っています。
本研究の目的は、転移性肺腫瘍の外科治療の成績を基にして、この治療法がより良い結果をもたらすための方策を求めることです。転移性肺腫瘍の原発巣は多くの種類があるため、1つの病院だけでは疾患の解析をおこなうには限界があります。多数の病院との共同研究を行い、多数のデータを集めて解析し、より正確な結果を得るために、東大病院を含め、26施設が参加する転移性肺腫瘍研究会で転移性肺腫瘍の手術治療に関する研究を行います。
転移性肺腫瘍研究会は転移性肺腫瘍に対する手術治療を行い、本会の主旨に賛同した国内26施設で構成された研究会であり、年2回の定期的な研究会を開催しています。事務局は慶應義塾大学医学部呼吸器外科内(住所:東京都新宿区信濃町35)にあります。

2・2 方法 
後ろ向き解析を行います。すなわち、すでに手術治療が行われた方について、病歴(カルテ)、CT,MRI,PETなどの画像所見や、臨床検査データを参照し、解析いたします。

2.3 対象
1980年1月1日から2010年12月31日までの間に転移性肺腫瘍の治療を目的として手術を受けた方を対象といたします。

2・4 研究参加者の実体験
本研究は、過去に行われた検査およびカルテ記録をもとに行われる後ろ向き解析(過去のデータを用いる解析)であり、対象となった方が本研究のために新たな検査や治療を受けることはありません。

3.研究が行われる機関または実施場所 
東大病院で手術が行われた方のデータについては、当院呼吸器外科で集積されます。集められたデータについては、個人が特定できないようにして、転移性肺腫瘍研究会事務局に送付いたします。

4.研究における倫理的配慮について
人権への配慮(プライバシーの保護)
研究実施に関係した原資料類および同意書等を取扱う際は、研究参加者の秘密保護に十分配慮いたします。病院外に提出する報告書、学会発表、学術論文においては、研究参加者を特定できる情報を含めません。もしもこのホームページで公開した本研究内容をご覧になり、研究対象となることに同意されないと連絡された方は研究対象には含めませんので、御連絡ください。御連絡を頂かなかった場合、ご了承いただけたものとさせていただきます。
本研究に参加されなくてもあなたが不利益を被ることはありません。また、本研究に参加されても、報酬は支払われません。研究に必要な資金は、東大呼吸器外科委任経理金より拠出されます。
このような臨床研究に対してさらに説明を希望される方、また個人の臨床データの収集および臨床研究への利用を拒否される方は研究責任者の中島 淳(東大病院 呼吸器外科 診療科長)までお申し出ください。

連 絡 先  
中島 淳
〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学医学部附属病院 呼吸器外科
電話 03-3815-5411 内線33302
電子メール nakajima-tho@h.u-tokyo.ac.jp

特任講師(病院)

外科専門医
呼吸器外科専門医