PET検査

CT検査では病変の良悪性の診断が困難である場合、
あるいは肺癌であった場合の病気の広がり診断(病期診断)にはPET検査が用いられます。

PETはPositron Emission Tomography(ポジトロン断層撮影法)の略になります。
通常FDGと呼ばれるブトウ糖に似た放射性同位元素の注射後に撮影を行います。

糖尿病のある方は検査に当たり注意が必要です。

PET検査は悪性病変の診断に高い感度(97%)と中等度の特異度(78%)をもっています(文献5)。
ただし1cm以下の病変やある種の肺癌(カルチノイド、上皮内腺癌)では陰性になってしまうこと、
また肉芽腫の一部は陽性になってしまう点に注意が必要です。

FIgure7
右上)PETにて左肺に異常集積を認めます(矢印)。

その他、脳、腎臓、膀胱等にも取り込みを認めますが、これらは生理的な集積です。
リンパ節や遠隔臓器への集積はありません。手術が施行され、肺癌と診断されました。