CT検査

現在用いられているヘリカルCTは一回の息止めで肺全体を撮影することができます。また高分解能CTでは病変部位を1-3ミリの厚みで撮影し病変の大きさ、性質を詳細に描出することができ、病変の質的な診断に有用です。造影剤を用いることで腫瘤の性質をより詳細に診断することができます。またリンパ節が腫れていないかを明瞭に診断できるようになります。造影剤を用いることでアレルギー症状がでることがありますので造影剤を使用する前にあらかじめ問診をして確認しています。腎臓の悪い方には造影剤を用いることは控えています。

CT検査は従来のレントゲン検査と比べてはるかに多くの情報を与えてくれますが、このことは逆にCTを撮影することで思いがけない小さな結節を発見する機会が増えます。5mm以下の病変については質的な診断を行うことは困難です(文献4)。

CTで分かることはあくまで病変の性状であり、確定診断のためには以下に記すような方法で病変の一部分を取ってきて顕微鏡検査を行う必要があります。
Figure6
(高分解能CTの一例;右肺矢印部分に腫瘤陰影を認めます。手術が行なわれ肺腺癌と診断されました。)