平成11年(1999)卒

外科専門医
呼吸器外科専門医
呼吸器外科評議員
カナダ・Toronto General Research Institute, affiliate scientist

佐藤 雅昭 Masaaki Sato , M.D., Ph.D.
講師

東京大学に異動して早5年が過ぎました。この間に、私が京都大学で開発したVAL-MAPは東大で先進医療から保険適応となり、更なる進化を遂げたVAL-MAP 2.0の先進医療もこの程(2020年5月)終了となりました。また、異動して3週間目に第一例目を行った東大の肺移植は順調に症例数を伸ばし、年間の実施症例数、待機患者数では古巣の京都大に近づきつつあります。首都圏という「地の利」と、極めて優秀かつ真摯な各部門のスタッフや協力施設の先生方との「人の和」teamworkがあったからこそ、ここまで来れたと思います。

それでも、医師としての哲学は、まったく変わることはありません。自分や家族が病気になったときに受けたい医療を行う。私が、師匠である和田洋巳京都大学名誉教授から受け継ぎ、常に実践を心がけていることです。患者さんの治療方針で迷ったときには、ここに立ち返れば迷いは自ずと消えていきます。もちろんすべてがうまくいくとは限らず、厳しい選択、決断の連続ですが、それでも、自分が患者さんだったらどうしてほしいか、患者さんの家族だったら何を希望するか―それを第一に考え医療を行い、そして研究と教育に邁進しています。

これまでの、カナダ・トロント大学、京都大学での臨床・研究経験を活かし、今後も施設や国の壁をこえて、多くの人と協力しながら「患者さんのためになる」仕事を続けていきたいと思います。

北海道札幌市出身

1999年 京都大学医学部卒業
2003-08 年 カナダ・トロント大学大学院でPh.D取得
2008-2011年 Toronto General Hospital にて胸部外科・心臓外科・肺移植臨床フェロー
2011-2015年 京都大学医学部附属病院呼吸器外科助教、Toronto General Research Institute Affiliate Scientist(兼務)
2015年- 東京大学医学部附属病院呼吸器外科講師

外科専門医,呼吸器外科専門医。国際心肺移植学会 pulmonary council メンバー、肺移植後慢性拒絶CLAD working group co-chair。

2010年、トロント大学から、肺移植後慢性拒絶のあらたな概念である restrictive allograft  syndrome (RAS)を提唱。2012年、京都大学で、気管支鏡下肺”マッピング”技術、virtual assisted lung mapping (VAL-MAP)を開発。2016年9月からのVAL-MAPおよび2019年2月からのVAL-MAP2.0の先進医療、多施設共同研究では研究責任者(PI)を務める。
臨床の専門分野は呼吸器外科全般、特に肺移植、胸腔鏡下低新侵襲縮小手術。主要研究テーマは上記VAL-MAP, 肺移植後慢性拒絶。

著書:「流れがわかる学会発表・論文作成How To改訂版―症例報告・何をどうやって準備する?」「流れがわかる英語プレゼンテーションHow To―国際学会発表・世界に伝わる情報発信術指南」「流れがわかる研究トレーニングHow To―医系大学院・研究留学、いつどこで何をする?」「なぜあなたは論文が書けないのか」「なぜあなたの研究は進まないのか」「なぜあなたの発表は伝わらないのか」いずれもメディカルレビュー社。「なぜ臨床医なのに研究するのか?」中外医学社。「仮想気管支鏡作成マニュアル 迅速な診断とVAL-MAPのために」医学書院。「胸部外科レジデントマニュアル(医学書院)」の責任編集を担当。

最新の著書の紹介は、こちらページにあります。

【専門分野】

呼吸器外科全般
肺移植
肺癌外科治療
気管支鏡的診断・治療

【研究分野】
肺移植(特に移植免疫・慢性拒絶のメカニズムと治療)、Virtual Assisted Lung Mapping (VAL-MAP)法およびこれを利用した精密胸腔鏡下肺縮小手術

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